やまびこ 12月

いよいよ冬休みまであと2週間あまりとなりました。子どもたちは、もうすぐ冬休みということもあり、今とても楽しみな時期なのではと思います。今年は、歴史的にも希な「コロナウイルス感染症」により、学校だけでなく、社会全体が大きく影響を受けました。この状況は、今後も続くことが予想されます。しかし、柿野小学校の子どもたちは真面目にしっかりと教育活動に取り組みました。

感染症対策をとりながら、学習や学校行事、校外学習も、概ね実施することができました。休み時間に友だちと笑顔で元気に遊ぶ子どもたちの様子を見るにつけ、学校が再開して継続できていることを本当に「よかった」と思います。

さて、学校では、毎年、6年生を対象に「全国学力学習調査」を実施してきましたが、今年度は、「コロナ渦」のため中止となりました。しかしながら、既に調査用紙は届いておりましたので、学校独自で実施しました。

下記に状況調査の結果の分析も含めて書かせていただきます。成果と課題を明らかにして、新しい年に向かってのめあてにしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

 

学力学習調査より・・・

昨年の結果からでもお知らせをしていますが、一生懸命に学習に取り組みまじめに授業を受けている柿野小学校の子どもたちは学力も着実につけてきており、しっかり頑張っています。以前からの課題(これは柿野小学校というよりも松阪市全体の課題ですが・・・)として、「書くこと」に対して苦手意識が強いことについても、これからも継続して取り組んでいく必要があります。

例えば、文章を読んでどうしてそう考えるのかをその文章から言葉や文を取り上げて、何字以上何字以内でまとめて書きなさい、という条件をつけられて書くことに対して課題があることがわかりました。

これまでも松阪市の小学校が共通して書く活動をたくさん取り入れ、書くことに対して抵抗のないようにする取り組みを行ってきました。具体的には1時間の授業のなかで何を学習するのかがわかるように授業の始めにこの時間のめあてを提示し、そして授業の終わりにはこの時間に学習したことで何がわかったのかを自分の言葉で言ったり書いたりしてふり返りを行ってきました。当たり前の取り組みを当たり前に継続して行ってきました。

このことは、調査を実施する6年生だけでなく、積み上げが大切です。各学年に応じた、授業改善をしながら、今後も継続して教育実践を行い、さらに『書くこと』に対しての苦手意識を克服できるようにしていきたいと思います。

 

今回の調査では、基礎基本の力も着実についていることがわかりましたが、反面、漢字の書き取りに課題のあることがわかりました。時間をかけて練習すれば確実に克服できることですので、これからも取り組んでいきたいと思います。また、反復練習も大切ですので、家庭学習として、漢字練習プリントやドリル学習も続けていきたいと思います。

 

今後の柿野小学校としての取り組みについては、昨年も同様のことを言っていますが当たり前のことを当たり前に継続して実践していこうと考えています。松阪市教育委員会の支援も引き続き受けながら、

○  授業における「めあて」の提示と「ふり返り」の活動を行う

学習する1時間毎に何を学習するのかというめあてを明確にし、授業の終わりにはふり返りで何を学習したのかわかったこと等を書き、書くことに抵抗をなくすようにしていきます

○  朝の学習の充実を図ります

読書とドリル学習を中心に朝の学習を継続して行っていきます。主として基礎基本の学習の徹底を図ります。

○  これまで以上に家庭と連携し、家庭学習を行う習慣をつけていきます

テレビやゲームを行う時間が非常に長いので、家庭ともしっかり連携し計画的に家庭学習を行うように取り組んでいきたいと思います。

以上の3点を中心に継続して取り組んでいきます。今後ともよろしくお願いします。

 

子どもたちにも、私の方から、「聞く」「話す」「自分のできることは最後までやりぬく」という3つのめあてを機会ある度に言ってきています。その定着が、学習活動だけなく、すべての生活規律につながるのではないかと考えています。お家で、しっかり保護者の方々の「話を聞くことができる」「勉強や手伝いなど子どもががんばっている」などの様子がみられましたら、是非是非、褒めて、認めていただく場面をつくってください。

 

今年度は、残り3ヶ月余りとなりましたが、今後とも柿野小学校の教育活動にご理解ご協力をよろしくお願いします。

ご家庭で、気になる事がありましたら、是非、担任までご連絡ください。また、学校教育等について、ご意見ご質問もありましたら、教えて頂きたいと思います。重ねてよろしくお願いします。

 

仁柿に「アマビエ」登場!!

 

12月7日の夕刊三重の記事にもまりました。

今年で5年目となった地域での取り組みですね。すっかり定着し、松阪市以外からも注目

されるものとなっています。

 

 

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